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サッカーの世界では資金力とチームの成績は比例します。

トップクラスのチームは豊富な資金を元に有力な選手を集めて優勝を掴み、その名誉を求めてまた新たな優秀な選手が入ってきます。
そんなビッグクラブを低予算のチームが倒すドラマがまた刺激的でリーグを面白くします。

ですが、Jリーグではこの構図はあまり当てはまりません。
それはビッグクラブと言い切れるチームがJリーグにはいないからです。

Jリーグは資金力が成績に絶対的な影響を与えない珍しいリーグなのです。
個人的な意見も多いですが、何故そんなことが起こるのかを考えてみましょう。

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Jリーグ人件費ランキング

ではまずJリーグのチームの人件費を見てみましょう。
Jリーグの2017年人件費上位5チームです。

  1. 1位ヴィッセル神戸
  2. 2位浦和レッズ
  3. 3位鹿島アントラーズ
  4. 4位川崎フロンターレ
  5. 5位セレッソ大阪

 

トップのヴィッセル神戸は31億円で2位の浦和レッズより約5億円多くの人件費を使っていますが、この年は9位で終わりました。

まだイニエスタ選手が入る前の人件費なので、2019年版のチームは相当な人件費となっていることでしょう。

浦和レッズはリーグ戦は振るわなかったものの、アジア王者に輝いたので結果は出たと言えるでしょうか。

優勝は人件費4位の川崎フロンターレでした。

Jリーグのビッグクラブ

ビッグクラブという言葉に定義はありませんが、やはり強くてお金持ちでファンも多いチームに似合う言葉ではないでしょうか。

Jリーグでその条件に当てはまりそうなのは浦和レッズやガンバ大阪くらいでしょうか。

その浦和レッズも2017年にアジア王者になっていますがJリーグの優勝は1回で、それも2006年まで遡らなければなりません。

それから2019年までの間に天皇杯とルヴァン杯で合計    回の優勝はありますがビッグクラブと呼ぶには少し寂しいです。

ガンバ大阪も2014年に3冠を達成していますが、その後は2015年に天皇杯を制してからは無冠です。

強さで言えば安定してタイトルを取り続けている鹿島アントラーズや連覇を達成している川崎フロンターレがビッグクラブの条件に当てはまります。
ただ鹿島のスタジアムは都市部からやや離れていますし、川崎のスタジアムも陸上競技場であり収容人数も26,000人とやや少なく感じます。

 

常に多くの人を集めるビッグクラブはなかなかハードルが高いのです。

2017年頃から大型補強を繰り返しているヴィッセル神戸や、首都東京にあるFC東京は個人的にはビッグクラブになって欲しいチームです。

両チームともまだ本格的にリーグの優勝争いに絡んだことすらないですが、ポテンシャルは十分なチームです。

他にも名古屋グランパスや横浜F・マリノスもビッグクラブになることができるチームだと思います。

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なぜJリーグにビッグクラブは生まれない?

Jリーグにもビッグクラブ候補はたくさんありますが、実際にビッグクラブが生まれないのは何故でしょうか。
そこにはJリーグが抱える課題もあります。

選手の流出

Jリーグから海外に移籍する選手が後を絶ちません。
そのこと自体は選手が実力を認められていることになるので喜ばしいことです。

しかしチーム別の事情を考えると喜んでばかりもいられません。
選手を育成してチームの主力となるまで成長させてもすぐに移籍されてしまってはまた戦力がダウンすることになります。

他の選手で補うこともしますが、やはり穴を埋めきるには至らないので安定して強さを発揮することは難しくなるのです。

戦力の拮抗

Jリーグは良くも悪くも戦力が拮抗しています。

それは毎年予想もつかないドラマを生みますが、絶対的な存在感を発揮するチームがいないのはやや寂しく思うところでもあります。

優勝する為の手堅いチームを作るチームか、無計画に選手だけを集める補強があまり上手くないチームが目立ちます。

JリーグがDAZNと契約したことによって全体的に収入が増えているので選手に予算をかけることができているチームは多くなっています。

賞金も順位によって大きく差が付く仕組みになっているので、今後は戦力のバランスは崩れてくる可能性は十分あります。

補強しない方が強い?

選手の人件費が高くなる原因の1つが移籍による選手獲得です。
他のチームから実力のある選手を引き抜くにはより良い条件提示が必要で、そうすると人件費は高くなります。

逆に言えば最初から自分のチームで育てている若い選手が多いチームは人件費が抑えやすくなっています。
例えばリーグ2連覇を達成した川崎フロンターレは生え抜きの選手が多いですし、かつて4年で3回の優勝を果たしたサンフレッチェ広島も毎年主力選手を引き抜かれながらも若手の台頭でタイトルを獲得してきました。

毎年大型補強で話題になるチームが登場するJリーグですが、私の記憶にある限りでは2010年に初優勝を達成した名古屋グランパスくらいしか思い浮かびません。

有名選手を集めて来るよりも、少しずつ上積みしているチームの方が強いのがJリーグの特徴です。

サッカー文化がない

日本にビッグクラブが生まれない理由はお客さんである私たちの方にも原因があるかもしれません。

日本にサッカーはすっかり浸透していますが、代表戦は応援してもJリーグも観ているという人はそこまで多くはないと思います。

娯楽が多い日本ではサッカー観戦は多くの選択肢の中の1つであり、他の国ほどは根付いていません。

サッカーチームの経営はあくまでビジネスですので、お客さんの規模がそこそこなら、チームにかける予算もそこそこにします。

結果的に人気に見合ったチームを作るので、サッカーが生活の一部になっているヨーロッパのようなビッグクラブを作ろうという発想には至らないのです。

ビッグクラブがないのがJリーグらしさ

Jリーグにもビッグクラブが欲しいとは思いますが、ないのもまたJリーグらしくて良いとも言えます。

どのチームにもチャンスはあり、数年後には予想もしていなかったチームがJリーグをリードしている可能性だってあります。

そんな夢があるのもJリーグの魅力でしょう。

 

チームの規模が大きかろうが小さかろうが、ファンにとっては大事なチームであることに変わりはありません。

Jリーグならではの拮抗した展開を楽しみながらJリーグを観戦してみてください。

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